環軸関節の場所は、脳からの指令が行き来する脊髄の通り道でもあるという。この部分が縮んで常に圧迫されている状態は、いわば情報伝達のケーブルが常に踏みつけられているようなもので、心身に及ぼしているであろう悪影響の大きさは、素人ながらにもありありと想像できる。
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実際、首筋を伸ばすことを意識して30分ほど目をつぶって座っていただけで、目を開けたら細かい文字が以前よりあからさまにハッキリと見えるようになっていて驚いた。その効果は短い間ではあったけど、それでも効果を体感するとやる気が出る。そしてやる気が出ると効果も出る。このスパイラルに入ると学びは楽しくなる。
環軸関節に関連して、「後頭下筋群」というキーワードが浮上してきた。環軸関節を構成する第一第二頚椎と頭蓋骨とを直接繋げる筋肉群なだけに、その重要度は間違いないだろう。
「もっと楽に響く声を出したい」という抽象的な課題は、とりあえず「後頭下筋群を、より自由に動くようにしたい」というところまで具体的になった。
課題が具体的になればYouTube師匠の出番である。
YouTubeの情報は玉石混交かもしれないが、体のことは、自分の体で検証できるのがよい。
早い話、試してみて、より声が響くようになれば、その情報は歌手にとって正解ということだ。
検証するといっても、今までその存在すら認識していなかった「後頭下筋群」、それが伸びているかどうかなんて、はじめはわからない。
しかし、できない事をできるようになるための唯一のコツは「できなくてもやり続ける」に尽きる。
できなくてもやり続けることで、自分の中で「これは違う」というデータが蓄積されていき、そのデータが一定量を超えると、ある日、できるようになる。
というか「できた」という感覚は、昨日までの「できない」という感覚との比較ではじめて感じらるものなので、できないからやらない、では、一生できない。
「じゃあ、どれだけやればいいの?」と問われたら「できるまで」という事になる。そうなってくると、できないことができるようになるために1番必要なのは、結局必然性の強さという事になる。
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