温冷浴が朝の習慣になりつつある。甲田先生の本のどれを読んでも載っている西式健康法の6大法則の一つで、お湯と水に、一分間づつ交互に入る、という入浴法である。
寒冷地の一軒家は恐ろしく寒い。隙間だらけ、もはや穴が空いていると言っても過言ではない無断熱の壁から床から容赦なく寒気が忍びこみ、天井からは暖気が抜けていく。
温冷浴をすると、末端の血管にも血が流れるようになり、寒さに強くなるという。確かにその実感がある。
、、、と言っても、水浴のかわりに裸で冷気を浴びる、というインチキ温冷浴なのだが、それでも効果は感じている。なので続けている。
冬のお風呂は入るのが難しい。寒さのあまり、一度入ると気持ちよくて出られなくなる。出られないからと、ぬるいお湯に長く浸かっていると、間違いなく湯冷めする。寝る頃、布団の中で寒さに震える事になり、翌朝までまたいで寒気が抜けない。何度それを体験したことか。。
ところが温冷浴だと、湯冷めしない。風呂から出てもポカポカが続く。求めていた冬の入浴法の正解はこれだった。
そんな温冷浴。効果はわかっていても、実際に実行するには、けっこう気合がいるのも事実だ。なので結局、エネルギーが満ちている朝の習慣に落ち着いた。
一分おきのアラームをセットして、それに合わせて風呂から出たり入ったりする。お湯から出る瞬間は確かに辛いが「エイヤーー!」と浴槽から立ち上がる度に、「寒さに打ち勝った今この瞬間、自分は強くなってる!!」という具体的な実感がある。
今までは寒さに殴られっぱなしの防戦一方の暮らしだった。
しかし最近は、こちらから攻めに出て、寒さと闘っているという気分が出てきた。
「寒さに負けない、ではなく、勝つのだ!」という積極的な気分になってくると、生活にもハリが出るというものだ。
体が丈夫になれば、さらに物もいらなくなるし、住める場所の選択肢も広がる。来年の冬はプチプチハウスを脱したい。
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