毎日続ける理由と続けるコツ

魔女トレ。足の3点の接地を意識するだけで、ヨガの体位にとどまらず、日常の様々な動作が見違えった。

 

例えばドアの開け閉め。今までは腕の力だけで開け閉めしてたのが、踏ん張りが効くようになり、体の力を使えるようになった。

 

うんこのしかたも変わった。3点接地で地べたからの力を螺旋状に脚から上げていき、腰を持ち上げるようにすると、腸から搾り取るように、出すことができる。(ちなみにうちは和式)

オギャーと生まれて以来、毎日続けてきた行為が、ここにきてアップデートされるとは思わなかった。つくづく何事も、ただただ長く続ければうまくなるわけではないのだと実感する。

 

 

 

三点接地や小指のアライメントのように、意識するだけで即座に効果が出る実践がある一方、すぐには効果を実感できない実践もある。

 

例えば足首まわし。魔女トレでも重要性を強調されているが、一回試したところで、体の動きや感覚に、見違えるような違いは現れない。

こういう場合は、とりあえず、毎日、続けてみることが大事なことが経験的にわかっている。

 

なぜ大事かというと、体の動きや感覚の違いというものは、「あれ?昨日とは違うぞ」という形で現れるので、毎日やっていないと、違いに気づき辛いのだ。逆に毎日やっていると、違いに気づきやすい。違いに気づけばやる気につながり、それがさらなる違いを生む。

 

それに体は、いくら経験値を積んでも変わらない時は変わらないけど、変わる時は一気に変わる。

自転車に乗れるようになった瞬間を思い出して欲しい。最初のうちは、ころびながら、たどたどしく、1メートル2メートルと距離を伸ばしてくけど、経験値が一定値を超えると、急に、いくらでも乗れるようになる。

そのことを知っていれば、1メートル乗れるようになったところで練習をやめてしまうのは、あまりにも勿体ない。

「どれくらいやればいいのかしら?」の答えは結局「できるまで」ということになる。

そもそも魔女トレにも足首まわしは「最低一ヶ月」と書いてある。

 

 

毎日続けるコツは、とにかく、少しでも、毎日、やること。そしてやった自分を、自分でひたすら褒める。この二つだと思っている。

 

毎日続けざるをえないことに完璧を求めると、挫折することになっている。そして自信を無くして、さらにやる気がなくなる負のスパイラルに陥る。

 

これは稽古事に限らない。例えば食後の食器洗いなら、皿の一枚、箸の一本だけでも、洗う。そして洗った自分をひたすら褒める。このようにして、上記の負のスパイラルの逆の行き方で、やる気の正のスパイラルを引き起こす。このスパイラルに乗っかることが、持続の肝だと思っている。

 

 

 

 

 

 

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