鳩山メソッドとは②「歌が好きだと気付き、ボイトレをはじめる」

「下手でもそれが個性だ!」と開き直って歌いはじめたものの、何年後かには行き詰まった。

このまま歌い続けても先が見えている気がして、やる気がなくなった。

「何をしたかったんだっけ?」

一度立ち止まり、自分を顧みた。そして本心に気付いた。

「俺、歌が好きなんだ!」

歌には劣等感しかなかったので、これに気付いた時は自分でもビックリした。

しかし思い返せば、中学生の頃出会ったサザンオールスターズからはじまって、心の底から感動してきた音楽は、とにかく魅力的で圧倒的な歌声ありきだった。

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なのに、いざ自分がそんな声で歌うことなんて、無理すぎて最初から無意識で諦めていたことに、この時はじめて気付いた。

桑田佳祐は喉が違う」「あの声は黒人だから出せるんだ」

果たして本当なのだろうか?試したこともないのに。

ただただ好きだからやっている音楽なのに、本当に好きなことを、最初からできないと諦めて見て見ぬふりをするのは、なんか違うと思った。

「俺にも、聞いたら無条件で鳥肌立っちゃうような、圧倒的な歌声を出せるのだろうか?」

歌に劣等感しか持っていない自分にとっては、恐ろしく大胆な問いかけだ。

実際考えるだけで怖かった。

しかしよく考えたら、そもそも失うものは何もなかった。

「どこまでいけるかはわからない。今すぐには無理だろう。でも30年後、異様に歌のうまいおじさんになっていたら素敵じゃないか」

そんな可能性にかけて、自分の歌声の探究をはじめたのが20代前半の頃だ。

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