電気の契約アンペア変更の工事があった。
我が家の場合、室内のブレーカーを交換する必要があったため、立ち合いが必要だった。
ブレーカーが最新版にバージョンアップされた。今までは、落ちた時、紐を引っ張って回復するタイプだったが、これからは、ほっとくと回復するらしい。契約アンペア変更も今後は遠隔で行えるとの由。
その便利さ以上に、ヒモが消えたことが嬉しい。古くて薄汚れていた上に、先っちょにぶら下がった薄汚れた注意書きの紙が、目障りでしょうがなかった。目障りすぎて以前捨てちゃったのだが、これで退去時の原状回復の憂いも消えた。
これで我が家の契約は20アンペアになった。ずっと30アンペア契約だったのは、痛恨だった。それだけで、何もしないで、自動的に、月300円違うのだ。
ドライヤーも使わない坊主が暮らす、エアコンも電子レンジもない家、20アンペアで余裕だとは思うが、それでも念のため、こまめに電気を消す意識が芽生えたのも嬉しい。
電気といえば、冷蔵庫を手放した。
生き方を商売にしている人の言うことを間に受けるリスクを考えないでもなかったが、今年に入ってからの我が冷蔵庫のガラガラ具合を顧みると、今のサイズ(約120L)は間違いなくオーバースペックだった。
ジモティに出したら、一週間ほどでもらってくれる人が現れて、昨日受け渡しが完了した。
こんな20年選手の使い古し、流石に欲しい人いないかなと思っていたので、大変ありがたかった。季節的にもよかったのかも。捨て活すると、間がよくなる。思い立つのと実行との隙間が短くなるからだと分析している。
そして新たに小型冷蔵庫を購入した。
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一年以上ご無沙汰な人限定クーポンを使って1500円引き。ポイントもついて実質10000円以下だった。
以前の冷蔵庫の消費電力は300kwh年だったので、年間の電気代はざっくり8000円。
買い替えで消費電力がだいたい三分の一になるので、ざっくり2700円。年間5000円の節約。
それに、古い冷蔵庫を処分するのはタダではない。自分で処理場へ持ち込んでも4000円近く、業者に回収をお願いすればもっとかかる。それを考えれば、一年で十分元は取れる計算だ。
果たしてこんな小さい冷蔵庫でやっていけるか不安はあった。しかし、いざやっちゃえばそれが普通になるんだろうなー、という確信めいたものも同時にあった。電子レンジがそうだったから。
もう、いつ捨てたかすら覚えていない電子レンジ。
今となってはないのが当たり前すぎて、それがないことすら意識せず生活しているのだが、時々そのことを人と話す機会があると「どうやって生活してるの?」と聞かれ、世間とのギャップを認識する。電子レンジは多くの人にとっては「生活必需品」という括りらしい。
電子レンジ、本当に必要だろうか?
俺にとって食べ物を温める理由は、美味しく食べるためだ。
しかし、電子レンジを使うと、確かに温まるけど、不味くなる。これでは温めることが目的になってしまい本末転倒だと思うのだがどういうものだろう。
鍋で弱火で蒸したさつまいもや、セイロで温め直したご飯の美味しさを知ると、そう考えずにはいられない。
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