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自分の弾き語りの音楽活動と同じノリで、ピアノコンサートを行った。
つまり、ピアニスト以前に音楽が好きで、音楽にしびれる体験をして、「俺もやりたい!」という情熱ありきの、というかそれだけしかない、素人の音楽。
素人でも音楽演奏は楽しい。レベル100から101へアップするのも、レベル1から2へアップするのも、楽しさは一緒だ。何故ならレベルアップの喜びは、人と比べる相対的な喜びではなく、自分を超えたことで起こる、絶対的な喜びだからだ。
そんな喜びが世の中にもっともっと溢れたらいいなーと常々思っている。だからやった。
ずっとこのブログでピアノの弾き方を偉そうに講義してきたが、↑が自分の等身大の実力である。
家のピアノでは無意識でスラスラ弾けていた箇所が、本番が迫るにつれて、ちゃんと弾こうと意識すると、指が混乱して全然弾けなくなるのは、発表会あるあるなのか?
メンタルの重要性を身をもって理解した。
そして、普段どんな意識でピアノを弾くかが一番大事だと思い至る。本番直前では、なす術はない。
自分の等身大の実力がよーくわかるのは、人前で演奏する効用だ。自分だけで弾いていると、自分が弾けていないこと自体に気づけない。
本番が終わって最初に思ったのは「もっと練習しよう。」だった。
自分の下手さを知ると、上手くなりたいという意欲が湧き起こる。
身体のお稽古事は、一定以上やり込むと、身体自体が変化する。
そして、その変化した身体を使って以前やったことを再度試すと、以前は全然気づけなかったような発見がある。
そしてその発見を追求していくと、また身体が変化する。そしてその変化した身体で、また何かを行う。この無限ループがお稽古事の底なしの楽しさ。
ピアノで一定の名曲を弾き続けることには、まさにこれだ。長い趣味にしたい。
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