背骨をねじる

背骨をねじっている。

「腰椎の下の方からねじっていく」という師匠の言葉を試行錯誤していたら、胸椎が捻れていないことに気づいた。と同時に、胸椎がねじれるようになった。腰椎→胸椎→頚椎、と順にねじっていく感覚を覚えた。

三つに分けて順番に背骨をねじり続けていたら、今度は胸椎の上の方がねじれていないことに気づいた。と同時に、ねじれるようになった。キャットアンドカウのアーサナからのねじり。今まで意識の及ばなかった領域に刺激が入り、大変気持ちいい。

最近ピアノを弾いたいたら、明らかにレベルアップした瞬間があった。腕から先を、一本の棒のように容易に扱えるようになった感覚を発見した。

今までは、指の向きとか開きとか肘の位置、肩の状態などなど、いっぱいあって大変だった意識の置きどころが、一つに統合された感じ。はじめて自転車に乗れるようになった時みたいな。

身体は、各パーツがバラバラに使えるようになるほど、一つのものとして簡単に動かせるようになる。頭で考えるのとは逆で面白いなーと思う。