口の奥の上の方に、声の響かせスポットを見つけた。
今回の発見にはかなり興奮している。
ずっとわからなかった、好きな歌手達の声にはあって自分の声にはなかった、ある種の響きの秘密はこれだったのか!?って感じ。
ざっくり言葉にすると、口の奥の方を持ち上げて響くスペースを作るようなイメージ。
口の奥を持ち上げると、声帯も何故か連動して伸びてくれるので、声帯自体には力を入れずに、声帯を操作できる。つまり喉が枯れない。リラックスしてるのに力強く響くという矛盾した声が出せる。
口の奥を持ち上げることだけ意識していれば、口は意識していなくても、連動して全く力まず、必要な大きさに開く。
各母音の口の形も、その口の奥の響きをキープした状態で「イ」を発音するには、こういう形にせざるをえない、といったように、自ずと導き出される。
そして口の奥を持ち上げようとすると、首筋を引かざるをえない。すると連動して、胸は張る。
響きを追求すればハウツーは自ずと導き出される、という鳩山メソッド理論通りになった。
とにかく最近は口の奥を持ち上げることばかり意識している。
長年意識したことのなかった部位なので、当然すぐには思うようには動かせない。
しかし、あるかないかわからない才能と違って、口の奥を持ち上げる筋肉は、人として生まれた以上、間違いなく持っているはずだ。
たとえ一ヶ月で1ミリしか動かせないとしても、一年続ければ1センチ以上動くようになる。そしてこの1センチは、声にとって、とてつもなく大きい。
しばらく、この口の奥持ち上げに、かけてみようと思う。
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