今まで、いい感じに力まず声が出せる時と、喉に引っかかって不快な時があったんだけど、その違いは、アゴが力んでいるか否かだとわかった。
今まで入れていたアゴの力を抜いたまま、「響き呼吸快感」の三位一体を成立させる声を出すには、どうすればいいのか。
問いさえ立てば、答えは体の中から自ずと出てくる。
今回の場合、うなじの力を使って内側から口を開ければ、アゴは脱力したまま口を開けることができることがわかった。
と同時に、今までは口を開けるためにアゴに力が入っていたんだなーとわかった。
人間の形は全員違う。なので発声法の答えも全員違う。しゃくれた人とアゴのない人に同じアドバイスはできない。
鳩山メソッドは答えを導き出すための数式だ。
数式の答えは「響き呼吸快感」の三位一体。
そこに今回なら「アゴに力を入れない」という条件を入力する。
すると、発声法の答えは、自ずと導き出される。
声を出すって感覚的な行為だけど、ボイトレの実際は大変論理的だ。
俺は「体で考える」と呼んでいる。
体で考えて出した答えには、頭で考えた答えとは違い、確信が伴う。
何故ならそれは自分の中から出てきたもので、間違いようのない体感が伴うからだ。
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