声のことに限らず、何か新しいことを覚えるため大事なのは「フィードバック」だ。
やってもやりっ放しじゃ、身につかない。
赤ん坊も、「火に触ってみる→火傷する」といった、やってみる&フィードバックで、自分の体や世の中の仕組みを覚えていく。赤ん坊にできるということは、本能ということだ。
古の声楽家の卵は、山に登って、やまびこで自分の声を確かめたらしい。
フィードバックの大切さを物語るエピソードだ。
フィードバックなしでは身につかない。
逆に言えば、沢山フィードバックすれば、沢山身につく、ということになる。
一人一台スマホの昨今、これほど容易にフィードバックが得られる時代がかつてあったろうか。いつでもどこでも自分の演奏を映像で確認できる。アプリを入れれば自分の声の音程や、周波数までわかる(結構楽しい) 山に登らなくてもいい。
去年はじめてスマホを持ったんだけど、今となっては頑なにガラケー一筋を貫いたのが、謎でしかない。
「歌ってみた」動画をはじめた関係で、他人の歌ってみた動画も見ているのだが、なんか10代の若人たちの動画を見ていると、ギターも歌も、自分達が10代だった頃のレベルと比べて、圧倒的に上手だと感じるの。ひょっとするとスマホ普及率の高さも関係しているのかも、なんて思ってみたり。
自分の演奏動画を見て、自分は音痴ということに気づいてしまった。
発声法創始者が音痴って「まじウケるんですけど」って感じだが、「下には下がいる」という崇高な理念のもと、今後も活動を続けていこうと思っている。
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