さつまいもの葉柄がうまい。茹でた柄はクセもなく、ほんのり甘い。きんぴらで飯がいくらでも進む。さつまいも収穫後、地上部は地べたにすき込む予定だったが、この分だとほとんど胃袋直行だ。
さつまいものエネルギー生産力は素晴らしい。荒地でももりもり葉を茂らせ、不休で日光を澱粉に変える。昼は二酸化炭素を吸収し、葉っぱに覆われた分、真夏の地べたが涼しくなる。
さつまいも太陽光発澱は、ゴミが出ない点も素晴らしい。茎葉も美味しいし、地べたにすきこんだところで、分解され、土を豊かにし、後作の出来を良くするわけで、結局は人間の生命エネルギーに変換される。公害といえば食後排出されるガスくらいのもので、植えて損が思いつかない。植える場所も人手も余ってるんだから、全国の空き地にさつまいもを植えればいいのに、などという戦時中みたいな事を夢想する。なにしろ苗10本300円、あとは育った茎の先端20センチくらいを随時ちょん切って、地べたにさしとくだけで、いくらもできるんだから。
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