朝はかぼちゃの花盛り

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かぼちゃの花が咲いている。昼に萎んじゃうくらい暑さに弱いかぼちゃの花は、まずでっかい葉っぱを茂らせといてから、その日傘の下で咲く。誰に教わるでもなくちゃんと備えているこーゆー知恵に、いちいち感心してしまう。

かぼちゃには雄花と雌花がある。受粉は、そこらへんを飛んでいる虫任せ。蜂や蝶々によろしく頼むと声をかけたくなる今日この頃だ。

菜園をはじめて以来、雨とか虫けらとか、今までどうでもよかったものと、次々関係を結んでいる。憂鬱でしかなかった雨が、今ではしばしば待ち遠しいし、アブラムシを見つけてはオヤっ!と思い、そのアブラムシを食べるてんとう虫を見つければキターー!と思う。
昔楽器屋をひやかして楽しかったみたいに、今は近所の家庭菜園眺めるのが楽しい。自分との関係物が周りに増えるほど世界は楽しいし、世の中のあらゆるものに対し、それらがあるから自分もいるんだ、という実感が強まるほど、優しくなれる気がする。

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