ポリヴェーガル理論によると、人間の心身の状態は、三つの神経のどれが優位かで、三つに分類することができる。
(正確にはさらに2つの複合形があるので計5つなのだが、ここでは単純化する)
ポリヴェーガル理論の三つの自律神経のはしごのモデル
背側迷走神経や交感神経が慢性的に優位になってしまうと、生きづらさが、心身両面に様々な症状となって表れる。
症状を数え上げたらキリがない。しかし症状の原因はただ一つ。自律神経のアンバランスだ。
ということはやるべきこともただ一つ。腹側迷走神経の活性化ということになる。
腹側迷走神経の生理学的働きや、活性化させるための身体方面からのアプローチ方法が記載されているのがこの本。
自律神経の不調和が起こしがちな症状を以下のように挙げている。
俺で言えば、過食癖をなんとかするべく、断食や健康食品などに取り組んでもあまり効果をあげられなかった理由が今ならわかる。
問題は、何を食べる、どう食べる、以前の、それを食べる自分の「在り方」そのものだったのだ。
どんな素晴らしいメソッドや健康食品があったとしても、まずは自分が、それらを受け入れられる状態でなければ、意味がない。
極論を言えば、「自分の在り方が整っていなければ、何したって無駄」ということになる。
じゃあその「在り方」とは何?「腹側迷走神経優位の状態」だ。
ずっとやるべきこと迷子だった鳩山氏だが、ポリヴェーガル理論を知り、一番やるべきことが、ものすごくはっきりした。
「腹側迷走神経を活性化させ、腹側迷走神経優位の状態で居続けること」
平たく言えば
「自分の在り方を整えること」
これに尽きる。
永遠にダイエット特集を組んでいる雑誌Tarzanがそのものズバリ「自律神経」特集号を出していた。
沢山ページを割いての特集だったが、自律神経の在り方の前提は、依然「交感神経と副交感神経のシーソー」という古いモデルだった。
ポリヴェーガル理論ってまだマイナーなんだなと実感した。
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