できるようになる段階その3「わかったことがわかった」〜「わかってることがわかってない」

「わからない」で浮き彫りにされた何かが像を結んだ瞬間が「わかった」瞬間だ。

この「わかったことがわかった」瞬間は強烈な喜びが伴うが、まだ完成ではない。

ジグソーパズルで言えば、ピースがある程度埋まってきて、そのパズルの絵が何なのか見当がついた段階だ。

もう少し先があるが、ここから先は、ピースも少ないし、絵も分かっているので、加速度的にどんどん埋まる。

パズルを完成させる、つまり「わかった」を「わからない」で完全に浮き彫りにすると、もはや自分の中で「わかった」は当たり前のものになり、わかっていることすら意識しなくなる。

これが練習の終着点「わかってることがわかっていない」状態だ。

技術が無意識化して、意識しなくてもできる状態までいって、練習した内容は本番で活かせるようになる。

終わり

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