いわゆる捨て活を実際はじめて痛感した。
「もっと早くにやればよかった!!!」
もし捨て活や断捨離、こんまりなどなどに少しでもなにか感じるものがある人には、今すぐ!!一刻も早く!!実行するようにお勧めしたい。以下にその理由を記する。
ものすごい勢いで持ち物を捨てはじめたわけだが、当然それらは、基本的に自分のお金で買った物である。「これを買えば、これからの生活がもっとよりよきものになるはず。よりよき自分になれるはず」という夢を抱き、貴重な時間と体力を費やして稼いだお金で買ったものだ。
捨て活は、それらの過去の夢の答え合わせだ。
一つ一つ目の前にある物と向き合うたびに、果たしてそれが実際、自分の生活をよりよきものにしたのか、現実を突きつけられる。
自分の実際例で言えば、、、
・昨日の記事で書いた野望ガラクタたち。(買ったきり二年未使用の彫刻刀、尺八を作るために買った塩ビパイプ、積ん読の書籍など)
・買って一ヶ月で押し入れに仕舞い込まれた無印の人をダメにするソファとそのカバー。(一万円以上。結局ジモティで500円で売却)
・寒さ対策で買ったものの、畳をカビさせるだけで終わった室内用テント(一万円。先日ジモティで五百円で売却)
・2階の部屋でもいい音で音楽を聴くために購入したモニタースピーカー14000円(一階のオーディオの音が良すぎて、結局あまり使わなかった。すでに持っている多機能ギターアンプで代用できる事にも気づいた。三ヶ月も使わず友達に8000円で買ってもらった。)
・暖房の自動オンオフをするために買ったコンセント用タイマー。
・結局必要なかった外付けブルーレイドライブ用ACアダプター。
大量の収納(大きいものは無印良品のポリプロプレン収納ボックスの特大と大。小さいものは百均のプラスチックケース大量。ポリプロピレン収納ボックスは、ジモティで、セット1000円ほどで買い手がついた。この二つでかなりの収納能力があるが、いざ家から無くなってみても、一切収納に困っていないという不思議。百均グッズは、ちりも積もればがすごい。)
今ざっと思いつくだけでもこれだけある。
「もしこれらを買わなかったら、今手元にどれだけお金が残っていただろうか、、、」と、いやでも考える事になるだろう。お金だけでない。買い物の手間、管理や売る手間などの使った時間も無視できない。
そして自分のアホさに気づく。「時間が欲しいなーお金がないなー」とかいつも思っているが、それらがない理由は、単純に、自分が何も考えずに、いらない物を買いまくっているからだった。完全に自作自演だったのだ。
この恐ろしい現実を直視すると、間違いなくお金の使い方が変わる。もう絶対無駄遣いはしないぞ!という気持ちになる。
買ったものを捨てることには当然痛みを伴う。しかしその痛みがあるからこそ、変わることができる。
「せっかく買ったのにもったいない」からと捨てることを躊躇し続けて、今後も金欠という間抜けな自作自演を続けるのか。それとも今すぐ捨て活をはじめて、残りの人生、本当に自分にとってよきものを積み重ね続けながら暮らしていくのか。もったいないでいえば、前者の方がよっぽどもったいないと思うのだ。
捨て活はいわば、自分のお財布に空いた巨大な穴に気づくための行為だ。
人間、他人にいくら「お財布の穴をふさぎましょう」とか言われても、なかなかそうはしないし、でいない。
しかし、自分で自分の財布の穴に気づいてしまったら、誰に言われなくても、穴をふさがずにはいられなくなる。
財布に空いた穴をふさぐのは、早いに越したことはないと思うのだ。
次回記事は、自分に起こった実際の意識と行動の変化を書いてみようと思う。
玄関に植物を飾った。使わなかった好きな陶芸家の茶碗と、冷蔵庫に眠っていた安曇野のワサビ。
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