何かを練習して、それができるようになるまでには、四つの段階ある。
「わかってないことがわかってない」
まだやったことがない段階。
やったことがないのに何故か、自分はできるという根拠のない自信を持っている。
実際はできないのに、自分はできると思っているので、できるようになることは永遠にない。
別名「わかってるつもり」
「わかってないことがわかった」
実際やってみて、自分にはできないということに気づいた段階。
できるようになるためのスタートライン。
次の段階までは、自分が、どうできないかを具体的に知っていく作業なので、基本的にしんどい。
しかし「できる」とは「できない」で浮き彫りになったものでしかないので、黙々と失敗の経験値を積み重ねるべし。
「わかったことがわかった」
失敗の経験値が一定量を超えると、ある時突然、「できない」で浮き彫りにされた「できる」が像を結ぶ。
その瞬間には間違いようのない確信と、前段階の苦労が一瞬で報われる喜びが伴う。
自転車に乗れるようになる瞬間と同じで、できない時はどう頑張ってもできないが、ある瞬間から突然できるようになる。
その瞬間まで練習を続けられるかが、技術習得の最大のポイント。
「わかってることがわかってない」
前段階では意識しないとできなかった事が、無意識でもできるようになった段階。ここまできて、練習していた事を本番で使えるようになる。
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