声の出し方は、誰かに教えてもらうものではない。何故なら、答えはすでに自分の中にあるからだ。
その証拠に、誰でも赤ちゃんの時は、習ってもないのに全身で声を響かせていたはずである。
我々はただ、声の出し方を忘れているだけだ。
では俺は「鳩山メソッド」とか言って、一体何を教えようとしているのだろうか?
「答え」ではなく、「問い方」を教えているのだと思い至った。
すでに自分の中にある答えを浮き彫りにするための問い。その問いの立て方を、ずっと考えてきた。
問いさえうまく立てられたら、ハウツーは自ずと見つかる。その瞬間は今でも、興奮するくらい嬉しい。
人間は全員形が違うので、声を響かせ方の答えも全員違う。
でも、その各々の答えを問う方法には、普遍性があるのではなかろうか。
鳩山メソッドを使って、各々自分の発声法を見つけてもらいたい。
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