胸椎が働いていない事に気づいた

鳩山氏は先天的に腰が異様に柔らかい。例えば、立った状態からブリッジをして、足首を手で掴み、再び立つ姿勢に戻れる。子供の頃からできたので、天然なのだろう。

しかし、2ついいことはない。人並み以上に働いてくれる腰に頼りきって、胸が、働くのをサボっていたのだ。40年以上生きてきて、今更気づいた。生まれた時から腰が柔らかいのが当たり前だったので、自分の腰が柔らかいことに自分で気づけずなかった。よって、胸が全然働いていなかったことにも気付けなかった。どちらも自分にとっては当たり前のことだし、この身体しか知らなかったから。

ヨーガの教室で他の生徒さんと比べたり、ロルフの先生から指摘されたことで、最近やっと、自分の体を多少客観的に見られるようになってきた。

胸椎は、肋骨や肩甲骨と密接に関わっている。つまり胸椎が固まっていたら、腕の動きも不自由になることは容易に想像できる。また肋骨の中には肺がある。肋骨が上手に動かないと、呼吸にも制限ができるだろう。

思い返せば子供の頃から、ボールを投げる動作やクロールが、自覚できるレベルで苦手だった。そんなことも自分の身体の特徴から眺めると納得できる。

てかまてよ。そんな過去の自分の謎解きをして満足している場合じゃない。今まで腕の動きを司る胸椎をガッチガチに固めたまま、ギターやピアノを弾いていたのか。動かない胸郭で歌を歌っていたのか。上手にならない根本原因はひょっとしてこれだったのか。とんでもない伸び代を発見した予感がする。

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