さつまいも礼賛

今年も市民農園を借りることができたので、さつまいもを作る。

さつまいもは全国民が栽培するべき食料だ。俺などは、街を歩いていて少しでも空いている土地が目に入ると、すぐサツマイモ植えたくなる。

そんな戦時中みたいな事を言ってると「なんでそんなにさつまいも作りたいの?」と聞かれるが、こちらとしては「なんで作らないの?」と逆に問い返したくなる。それくらいローリスク・ハイリターン、もはや作らない意味がわからないさつまいも、その魅力を改めて紹介していく。

サツマイモを作るべき理由その1「うまい」

2010年生まれの新品種「ベニハルカ」がさつまいも界のゲームチェンジャーとなった。今までなかったネッチョリ食感とスイーツ並みの圧倒的な甘さで、これまで「ホクホク」こそ最高価値とされていたサツマイモ界の常識を、一瞬で覆した。

そこら辺の成り行きは、ベニハルカ開発者によるこの本に詳しい。単なるさつまいも解説本と思いきや、業界の常識に抗い、大衆から圧倒的支持を得るというストーリーに、勇気をもらえる。

ベニハルカ。とにかく美味しい。ただ蒸しただけの芋が、下手な芋ようかんより甘いくて、はじめて食べたひとはビックリするレベルだ。

さつまいもに対して、「パサパサして口の中の水分持ってかれる」とか、「別に不味くもないけど食べたいとも思わない」くらいしか思っていない人は、ベニハルカを食べて、己のさつまいも感を最新の状態にアップデートしてほしい。

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